【突然の哺乳瓶拒否の原因は?私が克服した方法と試してほしいおすすめ哺乳瓶】
私は産後、母乳の出が悪かったので、しばらく母乳の後にミルクを足す混合育児をしていました。
しかしある日突然、哺乳瓶でミルクを一切飲まなくなってしまったんです。
本当に突然のことだったので、その時はものすごく大変な思いをしました。
ただそのおかげで、強制的に頻回授乳することで完全母乳にはなったのですが、乳首が切れてこの世の終わりかと思うくらい痛くても、母乳をあげる以外の選択肢がなかったんですよね。
また、生後6ヶ月から保育園に通うことになっていたので、その時までにはどうしても哺乳瓶拒否を治さなければいけませんでした。
どうにか哺乳瓶拒否を克服しなくては…!と哺乳瓶拒否の原因と対策を調べまくったり、助産師さんに聞いたり、友達の先輩ママに聞いたり、とにかくいろいろ試しました。
結果、ある日哺乳瓶から飲んでくれるようになりました!
簡単ではなかったですが、一度哺乳瓶で飲むようになると、その後も飲んでくれるようになります。
そこで、うちの子が哺乳瓶拒否をした時に試してみた方法を、全て紹介していきたいと思います。
自身も哺乳瓶拒否で悩んだ経験のある先輩ママからもたくさん話を聞いたので、それについても紹介していきますね!
- 私が哺乳瓶拒否を治すために試した全ての方法
- 赤ちゃんが哺乳瓶拒否をする原因
- 赤ちゃんが哺乳瓶拒否をしたらどうしたら良いのか
- 哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんに試してほしい哺乳瓶
今現在、当時の私と同じように哺乳瓶拒否(乳頭混乱)で悩んでる方がいたら、少しでも参考になれば良いなと思います。
Contents
哺乳瓶拒否(乳頭混乱)を克服するために試した方法
私はとにかくいろいろな方法を試しましたので、実際に試してみた方法を紹介していきますね。
試してみたけどダメだった方法も紹介していますが、うちの子にはうまくいかなくても、赤ちゃんによって合う合わないがあると思うので全て紹介していきます。
スプーンやスパウトであげてみる

この方法は、哺乳瓶拒否を治すというよりは、とりあえず母乳を直接あげる以外でミルクを飲んでもらうために試してみました。
赤ちゃん用の小さなスプーンでミルクをすくって飲ませてあげたのですが、こぼれるしスプーンは小さいし、飲んでるというより唇にくっつけてるという感じだったのでうまくいきませんでした。
続いてはスパウト。
スパウトは、ストロー飲みやコップのみができない月齢の赤ちゃんに使えるのですが、うちの子はスパウトだとミルクを飲んでくれました。
とは言えまだ生後2ヶ月だったのでスパウトで飲むのはちょっと難しいようでした。
スパウトを試したことがない人はぜひ試してみてください^^
スパウトは楽天でも買えます^^
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ミルクの温度を変えてみる
母乳はだいたい一定の温度で出てくるのですが、ミルクの場合は作る人によっても変わってきますよね。
赤ちゃんの好みも変わるかもしれないし、少し熱めが良いのかぬるめが良いのか、とにかくたくさん試しました。
【ミルクの温度を変えることによって、哺乳瓶で飲んでくれるようになった!】という人の情報を見たので私も試してみたのですが、うちの子はこの方法ではダメでした。
哺乳瓶のちくびをあたためる

ママのおっぱいはいつでも温かいですよね。
なので、哺乳瓶でミルクを飲ませる前に、哺乳瓶のちくびを温めてみることにしました。
哺乳瓶に入れたミルクを少し逆さにして、内側から温めたり、ちくび部分をお湯につけて温めてみました。
この方法だけで哺乳瓶拒否を克服できたわけではないのですが、他の方法と一緒に、毎回ちくびはあたためてあげるようにしていました。
ママ以外の人があげる
ママはおっぱい(母乳)の匂いがするから、ママ以外の人にあげてもらうと良いよ、と言われ、夫と祖父母で試してみました。
しかもその場合、ママはそばにいてはダメです。
なんでママがいるのにおっぱい飲めないの?となってしまうので、ママは別の部屋で待機しましょう。
うちの子の場合、最初は私以外の誰があげても一切哺乳瓶では飲みませんでした。
しかし、哺乳瓶の乳首をあたためて、ちくびの先に母乳をつけて、何度も夫か実母に試してもらいました。
すると、ある時哺乳瓶でミルクを飲むことに成功しました。
母乳あげると見せかけて哺乳瓶

あらかじめ哺乳瓶にミルクや母乳を作っておき、赤ちゃんに母乳をあげようとするフリをして、横からすかさず哺乳瓶を口に入れてみる、というやり方もやってみました。
もちろん気づかれて大泣きされることもあるんですが、意外と成功する時もあるんですよ。
いつものように「わーいおっぱいだ~」と母乳を飲もうとしている赤ちゃんの口にすかさず哺乳瓶を入れるので、ちょっと申し訳ない気もしましたが、気付かれない時は哺乳瓶でゴクゴクと最後まで飲んでくれたりします。
私は乳首か切れて痛い時によくこの方法を使っていました。
極限までお腹を空かせる

哺乳瓶拒否を、母乳マッサージに通っていた助産師さんに相談してみると
と言われたので、泣いたらすぐあげるのではなく、少し待つことにしてみました。
なぜならお腹が空いた赤ちゃんの泣き声ってすごいですよね。
「母乳をあげてしまえばすぐ泣き止むのにな…」と心が折れて母乳をあげてしまいました。
そのため私にはこの方法は向いていませんでした。
それでも、この方法で哺乳瓶で飲んでくれるようになったという人も多いので、試せる方は一度やってみてください。
哺乳瓶の乳首の形やサイズを変えてみる

乳首の形やサイズを変えることで哺乳瓶で飲めるようになる子もいるようです。
私もかなりいろいろな哺乳瓶を試したので、家に腐るほど哺乳瓶があります(笑)
ちなみに私はずっと母乳実感を使っていたのですが、母乳実感ではまったく飲んでくれなくなったので、乳頭混乱に良いと言われている母乳相談室の哺乳瓶に変えてみました。
あとは、私が授乳していた頃にはまだ発売されていなかったのですが、チュチュから乳頭混乱に良いという哺乳瓶が出ているのでこちらも使ってみる価値はありです。

哺乳瓶の乳首の形を変えるとともに、サイズも変えてみると良いです。
月齢が上がったから大きいサイズが良いとか、まだ月齢が低いから小さいサイズが良いとかではなく、大きくしてみたり小さくしてみたりいろいろ試してみると良いと思います。
乳首の先端の外側に母乳を付けてみる
母乳の匂いがすることで安心してくれることもあります。
哺乳瓶の中身が粉ミルクだったとしても、ちくびの先端に母乳を少しつけておくと、意外と飲んでくれることもあります。
粉ミルクを変える
搾乳した母乳ではなく粉ミルクをあげている場合、これまで飲んでいたミルクの味に飽きてしまったり、ミルクの匂いや味がイヤだったりする場合もあるようです。
ミルクはメーカーによって味やにおいが違うので、私はいくつか粉ミルクも変えてみることにしました。
とは言えせっかく新しい粉ミルクにしても、飲んでくれなかったらもったいないので、違うミルクを試す場合はスティックタイプやキューブタイプの物がおすすめです。
また哺乳瓶の中身を、「粉ミルクから母乳に変えただけで飲んでくれた!」という声もあるので、こちらも試してみてください^^
ちなみにうちの子の場合、ミルクを変えても哺乳瓶拒否は治らなかったので、原因はミルクの味じゃなかったようです。
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赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がる原因は?

私は生後3週間ころに、母乳外来で近所の助産院に行ったのですが、そこのベテラン助産師さんに
「混合育児を続けられる人はほとんどいないよ」と言われたことがありました。
母乳とミルクの混合育児をしていると、赤ちゃんが突然母乳を嫌がったり、哺乳瓶を嫌がったりしてしまう乳頭混乱を起こしてしまうそうなんです。
哺乳瓶を嫌がる原因はいくつかあります。
- ミルクの味が嫌
- 哺乳瓶の乳首の感触が嫌
- お腹が空いてない
- おっぱいが好き
哺乳瓶の乳首はシリコンやゴムでできているので、その匂いが嫌になる子もいるそうです。
またちくびのサイズが合ってなかったりすると、飲みづらかったりたくさん出てきてしまうこともあるので、こういった場合は、乳首の種類を変えてみてください。
ちなみにうちの子は、生後7ヶ月の頃にも、母乳相談室のSSサイズの乳首で飲ませたりしていました(笑)
乳頭混乱克服におすすめな哺乳瓶と聞いて購入したのですが、たぶんSSサイズはかなり飲みにくかったと思います。
月齢が低い場合は母乳相談室はかなりおすすめです♪
もう一つ乳頭混乱を起こしにくい哺乳瓶は、chuchu(チュチュ)のサイズアップ不要の哺乳瓶です♪
後ほど詳しく紹介していますが、乳首のサイズアップが必要ないので、一つ持ってるれば長く使うことができます。
ちなみに私がさまざまな哺乳瓶を試したので、うちには大量の哺乳瓶と乳首があります(笑)
哺乳瓶拒否を克服するために使ってほしいおすすめ哺乳瓶
母乳相談室
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まずは私も使っていたピジョンの母乳相談室です。
ピジョンの母乳実感の哺乳瓶を使っている人も多いかと思いますが、母乳実感よりも飲みにくい作りになっています。
私は最初母乳実感を使っていたのですが、哺乳瓶の練習にはこの母乳相談室の哺乳瓶を使っていました。
ちなみに母乳相談室のちくびは、「SSサイズのみ」になっています。
乳頭混乱を起こす前に使うべき哺乳瓶だったのかな、と思いましたが、私は生後5ヶ月くらいでもこのSSサイズの母乳相談室で哺乳瓶の練習をしました。
結果は…最初は哺乳瓶以外を嫌がっていたのですが、母乳相談室で飲めました。
そして少しづつ哺乳瓶に再び慣れたころに、ちくびのサイズアップのために別の哺乳瓶に替えてみると、別の哺乳瓶でもゴクゴク飲んでくれるようになりました。
ちくびのサイズは小さいのですが、試してみる価値はあると思います。
母乳実感の哺乳瓶を持っている場合は、母乳相談室のちくびだけを付け替えることができます。
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チュチュの乳頭混乱を起こしにくい哺乳瓶
チュチュベビーが新しく「チュチュ」という新ブランドになって、2017年9月に、乳頭混乱を起こしにくいという新しい哺乳瓶が発売されました。
チュチュの新しい哺乳瓶は、赤ちゃんがミルクを飲む時に母乳を飲む感覚と同じような吸う動作が必要なちくびの作りになっています。
乳頭混乱を起こしにくい哺乳瓶となっていますが、哺乳瓶を拒否する赤ちゃんの、哺乳瓶の練習にも使えるようです。
うちの子が哺乳瓶拒否していた時は、まだこの哺乳瓶は発売されてなかったので、私自身は使ったことがないのですが、今後2人目を出産した場合絶対買おうと思ってます。
チュチュの哺乳瓶については、こちらで詳しくまとめているので参考にしてみてください^^
⇒(乳頭混乱になりにくい哺乳瓶はこれ!母乳相談室との大きな違いは?!)
哺乳瓶拒否を治す究極の方法は?
これは先ほども書いたのですが、同じように哺乳瓶拒否で悩んでいた何人かのママ友も言っていた
「お腹がすいたら飲む」です。
しっかりお腹を空かせてからあげることも大事だなと思います。
とは言っても、母乳を飲ませたら泣きやむよな…と思っていると、赤ちゃんの泣き声ツライんですよね。
この方法は、赤ちゃんもママも無理しない程度に、試してみてください。
私の場合は、毎回はできなかったのですが、赤ちゃんがお腹を空かせて泣いていたら、母乳をあげる前に、夫か実母に哺乳瓶でミルクをあげてもらう練習を時々していました。
いつかは飲んでくれるという気持ちで
どうしても哺乳瓶で飲んでほしいと思うあまり、ママの方が焦ってしまったり、悩んでしまうと、やはりそれは赤ちゃんに伝わってしまうんですよね。
なので、「いつかは飲んでくれる」くらいの気持ちで練習すると、赤ちゃんもリラックスできると思います。
同じように赤ちゃんの乳頭混乱(哺乳瓶拒否)で悩んでいたママたちの声を集めたので紹介しておきますね。
私も色々なことを試し、心身共に疲れてしまっていました。
それでもきっと解決する道があります。
疲れてしまった時は別の人、赤ちゃんのパパだったりお友達だったり、別の人に代わってもらうことも必要だと思います。
そのせいか、卒乳も遅くなってしまったけど、過ぎてしまえば良い思い出です。
卒乳の時は自分から飲まない!と宣言したので感動モノでした。
母乳の出は良くないし、オッパイは切れて血が出て痛いし、これでは足りないと泣いていた時もありました(自分も赤ちゃんも)
でも今子供は元気に小学校に通っています。
家のご飯も給食もモリモリ食べています。
その当時、哺乳瓶をくわえてもオエッとする赤ちゃんにどうして?と泣きながら出ないオッパイをくわえさせていた時の事は今でもはっきりと覚えています。
でもそれでも元気に育った我が子に感謝!
今ではその当時の話を聞かせてあげます。大変だったのよ!って。
そしたら「だってママのオッパイが良かったんだもん」と言います(笑)
いつか笑い話が出来るようになります。
簡単に頑張ってとは言えませんが、明けない夜はありません。
偉大な母は強しです!
こっちが泣きたくなってしまいますよね。
でも、哺乳瓶を変えて、乳首のサイズを1つ下げてみたら、うちの子は、嘘のようにすっと飲んでくれました。(哺乳瓶を変えただけではだめでした)
きっと、何かが気に入らなくて、拒否しているんだと思います。
何が嫌かは、あれこれ哺乳瓶を変えてみたりするしかないと思いますが、きっと、飲んでくれる日はくると思います。
何か予定がある場合は前もって当日ミルクをあげるであろう方に粉ミルクを何回かテストで飲ませておくと良いかと思います。
飲ませる方(夫など)も、飲む方(赤ちゃん)もゆったりした気分だと飲むのかなと。
哺乳瓶の次には離乳食の悩み等悩みは次々変わっていきますが、一番かわいい時期なので少しでも楽しんで育児ができたらなと思います。
うちの子も無事卒乳をして、今では元気いっぱいに育っています。
母乳が出なくて赤ちゃんと一緒に泣いたこともありましたし、乳首が切れて授乳の時間が怖くて怖くてたまらなかった時もありました。
赤ちゃんによってさまざまなので、「乳頭混乱(哺乳瓶拒否)はこの方法で治ります!」とは言えないのですが、いろいろな方法を試してみてください^^
最後に
哺乳瓶拒否を克服させることは、本当に大変だったな、と思います。
それでも、赤ちゃんのペースに合わせてゆっくり練習していくことが、一番の近道かな、と思います。


