0歳の赤ちゃんのいる部屋で石油ストーブを使っても大丈夫なのか、またストーブガードは本当に安全なのか?についてまとめました!
と言うのも、うちの子は9月生まれだったので、生後3ヶ月頃から石油(灯油)ストーブを使い始めたんです。
子供が生まれるまでは、やかんを置くタイプの石油ストーブを使っていたのですが、この石油ストーブをこのまま使っても大丈夫かな?と思いかなり調べました。
もちろんストーブガードもしっかり取り付けて、子供の安全を一番に考えましたが、灯油のニオイとかも赤ちゃんに大丈夫なのかな?といろいろと心配になるんですよね。
この記事では、赤ちゃんのいる家で実際に石油(灯油)ストーブを使っている私自身の経験をもとに、赤ちゃんのいる家庭で、石油ストーブを使う際の注意点や安全対策を紹介していこうと思います。
安全対策をちゃんとすれば、赤ちゃんのいる家で石油ストーブを使っても全然問題ないのですが、石油ストーブのメリットやデメリットも合わせて紹介していきたいと思います♪
赤ちゃんのいる家で石油(灯油)ストーブは安全?使っても大丈夫?
結論から言うと、「使って大丈夫!」です。
最初にも書きましたが、うちの子は生後3ヶ月の頃から石油ストーブを使っていて、現在5歳になるのですが、毎年使い続けていても何も問題はありません。
また、私は昭和生まれなのですが、うちの実家も石油ストーブだったので、私も、姉も、兄も、全員石油ストーブ育ちですがスクスクと大人になりました。
なので、普通に使う分には、特に問題はありません。
石油ストーブを使う上で最も気をつけなきゃいけないことは、【やけど】と不完全燃焼による【一酸化炭素中毒】。
ですが、この2つはしっかりと対策をしておけば防げることなので、それについて詳しくお伝えしておきますね。
赤ちゃんと石油(灯油)ストーブ!安全対策は?
赤ちゃんのいる家での石油ストーブを使う場合、いくつかの安全対策を徹底しないといけません。
ストーブガードを使う
赤ちゃんがズリばいやハイハイをする前であれば、ストーブの置き場所にさえ気をつけていれば、やけどの心配はあまりありません。
しかし、動き回るようになったら絶対にストーブガードをつける必要があります。
石油ストーブに限らず、ファンヒーターやガスストーブなど、火を使っていたり温風が出る暖房器具の場合は、”ストーブガード必須”ですね。
ストーブガードには2種類あって、ストーブの周りを取り囲むサークル状の物と、ファンヒーターの温風が出る吹き出し部分にだけ取り付けるタイプがあります。
ちなみにわが家はサークルタイプにしています。
こんな感じです⇓
サークル型のストーブガードは、場所を取るのが難点なんですが、このタイプの石油ストーブは、ファンヒーターと違って上も熱くなるので、我が家ではサークル型一択でした。
赤ちゃんのいる家におすすめなストーブガードはこちらにまとめてるのでぜひチェックしてみてください^^(⇒赤ちゃんストーブガードおすすめ10選!選ぶ際のポインや注意点も!)
換気は必須
石油ストーブは、室内にある空気を利用して燃焼しているので、長時間つけていると室内の酸素濃度がどんどん減っていきます。
一酸化炭素というのは、この酸素が低下している状態で燃焼を続けると発生するそうなんです。
そのため1時間に1回くらいは必ず換気をして、室内に酸素を取り入れる必要があります。
一酸化炭素は無味無臭な上、人体にはかなり危険な物質なため、石油(灯油)ストーブを使う場合は換気だけは絶対に怠らないようにしましょう。
…と書いていると、ちょっと怖いと思うかもしれないですが、やかんを置くタイプの石油(灯油)ストーブには、実はメリットがたくさんあるんですよ。
ここからは、石油(灯油)ストーブのメリットデメリットについて紹介していきますね。
石油ストーブのメリットは?
灯油を使う石油ストーブは今でも人気の暖房器具ですが、赤ちゃんのいる家ではメリットデメリットがまたちょっと異なるんですよね。
まずは石油(灯油)ストーブのメリットを紹介していきますね。
室内が乾燥しにくい
石油(灯油)ストーブには、灯油を燃焼する際に水分が発生するため、部屋が乾燥しにくいというメリットがあります。
エアコンを使う場合は加湿器などで湿度を保つ必要がありますが、石油ストーブはそれだけで水分が発生するんです。
やかんを置けばさらに乾燥を防げますよね。
うちの子は乾燥肌もひどかったので、保湿効果の高い保湿剤をたっぷりと塗るようにしています。
実際に使ってみた、保湿効果の高い赤ちゃん用保湿剤ランキングも作ってます。
(⇒【赤ちゃんの保湿剤】無添加おすすめランキング5選!)
音が静か
石油(灯油)ストーブは、ファンヒーターなどに比べると、音がとても静かです。
赤ちゃんが寝ているときなども、とても静かに部屋を温めてくれます。
電源が必要ない
電気を使わないので、電源のない部屋でも、屋外でも使用することができます。
ただうちの石油ストーブは単二の乾電池が4本必要なので、乾電池さえあれば使うことができます。
災害などの緊急時にも使える
我が家は東日本大震災をモロに受けた地域なのですが、ライフラインが全て止まっていた間、この石油ストーブがめちゃめちゃ役に立ちました。
災害などの緊急時には、暖房器具としはもちろん、お湯も沸かせるし料理もできるのでかなり重宝します。
お湯も沸かせて調理もできる
上記にも書きましたが、石油(灯油)ストーブはやかんを置いておけるのでお湯を沸かせます。
またおでんや煮込み料理も鍋を置いておくこともできるのでかなり便利です。
我が家はカレーを長時間煮込むのですが、ガス代がもったいないので冬の間はストーブの上でカレーを長時間煮込んでいます。
安い豚肉や牛肉も、トロットロになるので、石油ストーブでカレーやビーフシチューを煮込むのはおすすめです♪
石油(灯油)ストーブのデメリット
私にとってはかなりメリットだらけの石油(灯油)ストーブですが、もちろんデメリットもあります。
石油(灯油)の匂いがする
私が子供が生まれてから石油(灯油)ストーブを使う時に心配だったのが、灯油のにおいです。
石油ストーブもファンヒーターも、灯油を燃焼する際に臭いが発生するので、エアコンとは違い、灯油を使うので全くニオイがしないというわけにはいきません。
しかし最近の石油ストーブは、消臭機能がついていたりと、昔に比べてあまりニオイがしないものも多いんですよね。
赤ちゃんがいる家庭で使う場合は、換気をすることに気を付けていれば、そこまで心配することもないと思います。
実際うちもそうだったので^^
また、灯油は灯油ケースに保管しておくと、灯油缶からの臭いも防げます。
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こまめに換気が必要
これは先ほども書きましたが、石油ストーブやファンヒーターを使用する際は、一酸化炭素中毒を防ぐため、こまめに換気が必要になります。
その際せっかく温めた部屋の温度が下がってしまうのですが、石油ストーブを使う場合、【換気】だけは絶対に必要になってしまいます。
灯油の扱いがめんどう
石油(灯油)ストーブはとても良いのですが、灯油を買いに行ったり管理したりするのがけっこうめんどくさいんですよね。
今は生協などでも自宅まで灯油を入れに来てくれたりしますが、我が家はマンション住まいのためどっちにしても重い灯油を部屋まで運ばなきゃいけないのがちょっと大変です。
また、ストーブの灯油がなくなれば給油をしなくてはいけないので、面倒だったり灯油のニオイが手についてしまうこともあります。
細かい温度調節が難しい
エアコンやファンヒーターのように温度設定ができるわけではないので、細かい温度調節はできません。
エアコンより部屋が温まりやすく、室温も上がるのですが、我が家は暑い時は、火力を弱めたり換気したりして調節してます。
集合住宅では使えないことも
石油ストーブは、実際に火を燃して使うので、マンションやアパートなどの集合住宅では、使用禁止にしているところもあります。
過去に私が一人暮らししていた賃貸物件ではどこもストーブやファンヒーターは使用禁止になってました。
賃貸物件の場合は、購入する前に、契約書などで使用しても良いか確認してみてくださいね。
ハイハイやつかまり立ちする赤ちゃんから目が離せない
子供がズリばいやハイハイをしだすとまた心配事が増えるんですよね~。
石油ストーブの場合は、そこで火が燃えてますし、やかんには煮えたぎった熱湯も入っています。
我が家の場合、子供がまだねんねの時期は、ストーブガードを付けずにそのまま石油ストーブを置いていました。
まだ寝がえりもできないので全く危険ではなかったのですが、ストーブガードは早めにつけておいた方が良いかなと思います。
赤ちゃんのいる家庭で石油ストーブを使う時の注意点
ねんねの時期の赤ちゃんの場合は、そこまで心配することはないのですが、ズリばいやハイハイ、つかまり立ちをしだした赤ちゃんの場合は、注意が必要です。
子供から目を離さない
「当り前じゃないか」と思うかもしれないですが、ストーブがついている間は、必ず子供の目の届くところにいるようにしました。
トイレに行ったり、すぐに済ませられる用事だとしても、その場を離れなきゃいけない時は、赤ちゃんをベビーサークルに入れるようにしていました。
片側の寝がえりしかできなかった赤ちゃんが、いつのまにか両方できるようになってたり、2回3回ゴロゴロ転がってたり、ズリばいやハイハイで遠くまで移動できるようになってたり。
いつの間にか行動範囲が広がってたりするんですよ。
その成長は喜びと感動なのですが、ストーブがついている時は一層気をつけるようにしていました。
私も使っていた洗えてたためるベビーサークルはとても便利ですよ。
実際に石油ストーブを使ってみて
うちの子供は9月生まれでしたので、生後2~3ヶ月ごろから暖房器具を使い始めました。
最初はエアコンを使用していたのですが、やはり乾燥が気になるのと、部屋がすぐに温まらないのもあり、石油ストーブを新たに購入しました。
赤ちゃんがまだ動き回らない時期は、ガードも買わずそのままストーブを置いておいたのですが、部屋もすぐ温まり、やかんも置いて乾燥も防げたので買って良かったな、と思いました。
ズリばいやハイハイつかまり立ちをする頃
ストーブの周りを囲むサークル上のガードを購入しました。
ストーブがなくても子供からあまり目を離せない時期なので、子供がストーブに近づいて危険、ということは一切ありませんでした。
また子供に、「ここはアチチだよ」と毎日言い聞かせていたのもあって、翌年1歳の冬も、その後の2歳の冬も、ここには近づいちゃいけないと刷り込まれているのか、ストーブの周りのサークルにさえ触ったことはありません。
灯油のニオイも気にならない
私は子供が生まれてから新しく石油ストーブを購入したので、最近の石油ストーブは消臭機能がかなり上がってるなと思います。
つけた時も消した後も特にニオイは気になりませんでした。
石油ストーブは芯に灯油がしみ込んで火が付くので、芯が消耗していきます。
火力の低下やニオイが気になる場合は芯の交換をおすすめします。
替え芯は楽天にもメーカー別で売っているので、見てみてくださいね(^^)/
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コロナ替え芯
替え芯を購入する際は、自宅のストーブのメーカーと型番を確認してみてくださいね^^
石油ストーブを実際に使ってみて思ったのは、子供も何も問題もなく、加湿効果もかなりあるからか、親子とも0歳の冬の間は一切風邪をひきませんでした。
0歳の赤ちゃんのいる部屋で石油ストーブを使ってみた感想は
- ストーブガードをつける
- 赤ちゃんから目を離さない
- 目を離す時は絶対にベビーベッドなどに寝かせる
などができれば、石油ストーブかなりおすすめです。
加湿もそうですが、焼きいもも焼けますし(笑)
あ、あとは灯油の管理もちゃんとしないと、つかまり立ちやハイハイ、伝い歩きができるようになると、「こんなところに手が届くの?!」と思うこともあるので、ここも注意が必要ですね。
総合的には石油ストーブおすすめです^^
赤ちゃんのいる部屋で夜中の暖房はどうする?
赤ちゃんのいる家で石油ストーブを使っても問題はないとお伝えしてきましたが、夜中の暖房器具をどうするかについて今度は悩みました。
我が家は東北住みなので、真冬の夜中は毎日氷点下になります。
さすがに夜中も石油ストーブをつけっぱなしにしておくわけにもいかないし、かといってエアコンだと乾燥しそうだし…
と思った結果、夜中は何もつけずに、赤ちゃんの着るものや湯たんぽで調整することにしたんですね。
自分が寝る直前までは部屋をしっかり暖めておいて、加湿器は24時間つけっぱなしです。
ですが、うちの子はバンザイの体制で寝ることが多かったので、寝ている間の手足がキンキンに冷えてるんですよね。
そのことを母乳外来の助産師さんに話すと
暑くても寒くても不快だったら泣くから。
と言われたので、そこまで気にしませんでした。
もし心配なようなら、赤ちゃん用のミトンをつけるとあたたかいですよ^^
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夜中に寝かせる時の布団や服装についてはこちらでまとめています。
⇒(生後3ヶ月の布団が何が良い?)
また、夜中の暖房器具は、火を使わないオイルヒーターもおすすめです♪
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オイルヒーターは、温まるまでに少し時間がかかってしまうのと、電気代がけっこうかかるので、我が家では寝室で、就寝前につけるようにしています。
おすすめ石油ストーブを紹介!
これから石油ストーブを購入しようと思ってる方の参考になればと思い、おすすめの石油ストーブも調べてみました。
家電量販店で直接見て店員さんに聞いてから購入する場合にも、良かったら購入の参考にしてください(^^)/
コロナ 石油ストーブ
私もコロナのこの石油ストーブを使っているのですが、木造6畳・コンクリート8畳用のストーブなのですが、10畳以上の部屋もしっかり温まるのでおすすめです。(※うちがマンションだからかもしれません)
トヨトミ 対流型石油ストーブ
見た目もかわいいトヨトミの対流型石油ストーブです。
対流型ストーブは、ストーブの真ん中で火が燃えているので、ストーブの周り全部があたたかくなります。
お値段は少々張りますが、真冬の寒い時期には部屋全体を温めてくれるのでおすすめです。
コロナ 対流型石油ストーブ
こちらはコロナの対流型ストーブです。
木造17畳まで温められるので、広い部屋にこれ一つで十分温まります。
トヨトミ 対流型石油ストーブ クラシック
こちらも対流型です。
デザインがとてもかわいい日本製の石油ストーブ。
明かりがおよそ40Wにもなるので、非常時の時の照明としても使えます。
この石油ストーブはとにかくかわいい!
赤ちゃんのいる家で石油ストーブは使って良いの?実際に使ってみた感想まとめ
赤ちゃんのいる家庭では、石油ストーブに限らずいろいろと悩むことがありますよね。
ただ石油ストーブに関しては、一歩間違えると大惨事につながるので、使う際のメリットやデメリット、また注意するポイントなどを踏まえたうえで使用するか決めた方が良いと思います。
赤ちゃんのいる家庭で使える暖房器具は、石油ストーブ以外にもいくつもありますよね。
どれもメリットデメリットがあるので、パパママが感じるメリットの方が上回ったものを購入すると良いかなと思います(^^)/